部署はグランドワークです。入社3年間はこのグランドワークというところで働くことになっていまして、そこで今は織り終わったあとの織機を外したりとか、次の布を作るための準備をしたりしています。

布とか繊維関係ではなかったんですけども、機械を操作するような製造業をやっていました。

工業製品なんかを作るような仕事をしていたものですから、実際に人が使ってぬくもりを感じてもらえるようなものを作りたいという気持ちがありまして転職しました。

入社直後は機織りと言いまして糸が切れた時にそれを繋ぎ直したりとか、そういうことを主にやっていました。今でも機織りもやりますが、機械の準備をしたりもしています。
スタッフは、皆さん、笑顔が印象的だなと思いました。

機織りの糸が切れた時の結び、たて結びというもので、なかなか糸が手につかずに上手くできなかったことが強く印象に残っています。

織物を織り終わったあとに織機外しといって全部外すんですけども、そこから次の布を織る準備段階まで一連の流れを通してできたことです。達成感を感じました。

尾州織物という歴史は、誰かが継いで、その繋がりで流れていると思うので、その中に自分も加われていると感じられることが面白いです。

単純なことなんですけど、最初できなかったことがだんだんできるようになってきたときは、やはり楽しいし面白いなと感じますね。

長年続いている技術ですので、しっかりとそれを踏襲しながら、温故知新の精神で、基本は踏まえながらも新しいところも模索していけたら、と考えて仕事をしております。

上手くいかないことも多くありまして、なかなか成長したと強く思うことはそれほどまだない状況です。
仕事のスピードが上がったりとか、徐々にはあるんですけども、成長したと言い切れるほどではない感じですね。

入社してから一人暮らしが始まりまして、家事・炊事を一人でやることが多くなり、それで1日が終わってしまいます。慣れていないものですから・・・。

仕事に関しては助力をいただきながら仕事をしている状況ですので、自分で判断して仕事ができるように、一人前になることを当面の目標にしています。
ゆくゆくはフォーワード事業部で、電気が走る布とかを使って福祉に役立てたりとか、そういうことをやってみたいと思っています。
プライベートではやはり独り身ですので、家庭を持ちたいというのがあります。

多分26年くらいになります。この新工場を立ち上げる時からですかね。今の会長の時代です。

部署はグランドワークです。仕事の内容は、布の機械を乗せた織り付けです。布にする機械に乗せた糸を縦と横に入れて布にする仕事です。

以前はケーキ職人をやってました。
実家が工場のすぐ近くなんですが、私の親もお世話になったことがありまして、子供の頃からよく知っていました。ですから、糸も結べましたし、機械を触るのも好きでしたので、こちらに転職しました。

皆さん年上ばかりでしたから、可愛がってもらったと思います。大事にしてもらいました。

多分、検反作業だったと思います。検反と機織り作業です。結ぶことができたのであまり難しくはなかったと思います。

失敗した例なんですけど、完全な対称柄を作らないといけなかったのに、少しアシンメトリーになってしまったのを気付かずに織ってしまって。それが後からわかって何十反も駄目にしたという、そういう経験があります。
入社後2、3年後くらいだったと思います。ちょっと慣れてきた頃なので確認を怠ったんですね。確か大分絞られたと思います。とにかく確認をしっかりしろと。

織りにくいものや、どうしても織れないと思っていたものが織れるようになった時です。他所ではできないけどここならできる、そう思ってもらえることになりますから。

確認でしょうか。以前とんでもないことをやりましたから。

最近は趣味のバイクを。若い時に乗ってたんですけど、また始めたので。250CCなんですけど、KAWASAKIのNinjaです。車検がないですから。

社内改革した影響で、今バタバタした状態ですので、なんとか早く立て直したいと思います。